住宅ローン相談
多くの人にとって住宅購入は人生の中で大きなイベント、そして一番大きな買い物になると思います。また、ほとんどの人は住宅ローンを組んで長い期間をかけて返済をしていきます。住宅ローン相談では借入金額・返済期間・金利の選び方はもちろん、家族構成・収入・職業などそれぞれ違ったライフスタイルに合わせた返済方法をアドバイスします。
これから住宅購入を考えている方
<頭金はどれくらい準備できていますか?>
当然のことですが、借り入れる金額が大きいほど支払う利息も多くなります。購入物件の2割~3割を目安に準備をしてください。
例えば、
返済期間:35年金利:3.2%の場合
借入金額2,000万円の場合‥‥‥支払利息:約1,327万円
借入金額3,000万円の場合‥‥‥支払利息:約1,990万円
→1,000万円多く借りると約670万円多く返済することになります。
自己資金が少なくても金融機関の基準を満たせば借入は可能ですが、限度額いっぱいまで借りてしまうとそれだけ返済総額も多くなってしまいます。
<住宅ローン以外の今後の収支は計算に入っていますか?>
特に小さいお子さんがいる家庭では、この先教育費の負担が家計の支出の中で大きなウェイトを占めていきます。ローン計画表などで現在は返済できる金額でも何年後かに他の出費が増えた場合の家計の収支を考えることが大切です。
また、現在は共働きで収入のあるご夫婦も、何らかの理由で奥さんが働けなくなる(出産・育児・介護など)ケースもあります。ローンを組む際には目安としては、一般的に私達がアドバイスをするときには年間の返済額を手取り収入の25%程度に抑えておけば家計への大きな負担にはならない、というお話をします。
<目先の安さに惑わされないように!>
各金融機関では優遇金利(店頭金利より金利を安くするキャンペーン金利など)によって当初の返済額がとても安くなるケースが多くみられます。特に、2年・3年固定の金利は1%台で借りることもできます。固定期間終了後も返済期間中は店頭金利より優遇幅がある商品がほとんどです。
ただ、固定期間終了後に店頭金利が上がっている場合、優遇幅があっても返済額は増えてしまうことがあるので注意が必要です。また、金利は短期より長期のほうが高いため、固定期間終了後に長期固定を選択したくても返済額が上がってしまい、返済の都合上選択できないケースもあります。そうすると短期固定しか選択肢が見つからず、短い期間(3年や5年)ごとに、返済額が上がってしまう可能性があります。
中長期的なライフプランの計画をたてるためには最低でも10年以上固定のものを選択して支出額を明確にし、貯蓄残高に応じて繰上返済を行っていくのが理想的だといえます。
すでに住宅ローンを組んで返済中の方
<繰上返済をする際は>
繰上返済で払った金額は返済額のうち元金部分の返済に充てられます。返済期間を短くする「期間短縮型」と、月々の返済額を少なくする「返済額軽減型」があります。
返済を始めて間もないころは元金部分の返済が少ないため、同じ金額を繰上返済した場合、より早い時期に行うと効果的です。

上の図で見ると、左側のほうが横幅が広く、返済期間がより短縮されているのがわかります。早い時期に行えばそれだけ効果もあるということです。
繰上返済を行う金額が大きければ効果も大きいですが、手元には急な出費があった時などのために生活費の半年から1年分程度は残しておきましょう。
<退職までの完済を目指しましょう>
30年・35年といった長い期間での返済をしている人の中には完済予定の年齢が定年以降になる人もいらっしゃいます。今後おそらく65歳定年の時代がやってきますが、できれば60歳前後に完済できるよう繰上返済や、場合によっては借り換えなどを行い返済期間を短縮していきましょう。
<リスクを確定するのも選択肢の1つです>
以前より世の市中金利が上がる可能性が高い現在では、短い期間で金利が見直される短期固定金利での返済は先の返済計画が不透明でライフプランもたてにくくなります。
月々の返済額は上がってしまう場合がありますが、将来の金利上昇に備えて今のうちから長い期間金利を固定させてしまう方法もあります。リスクを確定させてしまい長期的なライフプランの計画をたてたい人には選択肢の1つとなります。


